インテリアの配置によって部屋の広さが変わる？圧迫感のない家具を選んで解放感のあるお部屋に！

「部屋が狭い！」とお悩みの方、インテリアの配置に気をつけるだけで部屋が見違えるほど広く見えることをご存じでしたか？

部屋が狭いと感じている原因は、もしかしたら部屋の広さではなくインテリアの配置が悪いからかもしれません。

この記事では、

・インテリアの配置をどうやって変えればいいのか分からない

・部屋の圧迫感を解消して、少しでも大きな部屋に感じたい

・部屋を広く見せるための方法などがあれば知りたい

このような疑問や悩みにお答えします。

この記事を読んでいただければ、部屋を少しでも広く感じられる方法が分かります。最後までぜひお読みください。

インテリアの配置で部屋を広く見せる６つの方法

インテリアの配置に気を付けるだけで、部屋を広く見せることができます。

具体的な方法としては以下の６つです。

・目の錯覚を利用する

・高さが高いものを置かない

・脚が細い家具を選ぶ

・透明な家具を選ぶ

・家具の数を減らす

・明るい色の家具にする

それぞれ詳しく解説していきますね。

目の錯覚を利用する

一つ目の方法としては、「目の錯覚を利用する」ということです。目の錯覚を利用することで部屋を広く見せることができます。

具体的な目の錯覚を利用する方法としては以下の２通りです。

・縦のラインを意識する

・高低差を利用する

【縦のラインを意識する】

目の錯覚を利用して部屋を広く見せるためには縦のラインを意識しましょう。具体的には、家具一つ一つの長辺が部屋の奥を向くように配置します。

そうすることで全ての家具のラインが部屋の奥に向かいます。すると部屋に入った時の第一印象が自然と部屋の奥に向きます。

結果として奥行きが広い部屋に見せることができます。

ポイントとしては、長方形の形をした家具はすべて長辺が部屋の奥に向くように並べることです。

具体的にはテーブルやソファ、テレビボード、カーペットなどが長方形ですよね。これらの家具は長辺が部屋の奥に向くようにしてみてください。

【高低差を利用する】

目の錯覚を利用して部屋を広く見せるためには家具の高低差を利用することも効果的です。

これは「遠近法」と同じ原理です。遠近法では近いものほど大きく、遠いものほど小さく見えます。絵などでもよく用いられている手法です。

これを部屋の家具にも用いることで部屋を広く見せることができます。

具体的には、

大きい家具・・・部屋の入口付近に置く

小さい家具・・・部屋の奥に置く

このように配置することで、遠近法の効果によって奥行きがある部屋に見せることができます。

目の錯覚を利用して部屋を広く見せるには、部屋の奥行きを広く見せる必要があります。

そして、部屋の奥行きを広く見せるためには、上記で解説した「縦のラインを意識する」「高低差を利用する」を意識しましょう。

なおかつ縦のラインを意識して長方形の家具を配置すれば、それだけでも部屋がかなり広く見えますよ。部屋が狭く見えて困っている方はまずはこの方法をお試しください。

背が高い家具はなるべく置かない

高さがある家具を極力置かないことで、部屋を広くすることができます。

高さがある家具は人に圧迫感を感じさせます。一方で、高さがない家具は人に開放感を感じさせます。

子供のころに子供部屋に二段ベッドが置いてあったという方は、高い家具が与える圧迫感についてよく分かるのではないでしょうか。

特に体の小さな子供からすると圧迫感はより大きなものになります。また、「閉所恐怖症」や「窓がない部屋にいると不安に感じる」というのもこの圧迫感が原因の一つです。

それだけこの圧迫感は人に不快感を与えてしまいます。高さがある家具をできるかぎり置かないことで、この圧迫感は排除することができます。

部屋にある家具の中で高さ調節ができるものはたくさんありますが、今回はほとんどの部屋にあるであろう「ソファ」と「テーブル」について説明します。

【ソファ】

ソファは、腰くらいまでの高さがある場合がほとんどです。

広い部屋だと問題ありませんが、狭い部屋の場合は、腰までの高さの家具でも圧迫感を感じる要因になってしまいます。

しかしソファには、ローソファという脚がないものがあります。ローソファの高さは膝くらいまでですので圧迫感を全く感じません。

むしろ開放感を感じることができます。

【テーブル】

次にテーブルについてですが、テーブルはダイニングテーブルのように脚が長いテーブルを狭い部屋に置いてしまうことで圧迫感を感じてしまいます。

解決策としては、脚が短い、床に座って使用できるタイプのテーブルにすることです。

テーブルは部屋の中でも最も大きい家具の部類に入ります。そのテーブルの高さを低くすることで部屋の開放感はさらにアップします。

また、ローソファと高さが低いテーブルは相性がいいので、どちらも購入することをオススメいたします。

高さが低いテーブルはコタツにできるものを購入してもいいかもしれませんね。

脚が細い家具を選ぶ

脚が細い家具を選ぶことで部屋を広くすることができます。脚が細い家具を使うことで、部屋の見通しが良くなるからです。

脚が太い家具ばかりですと、部屋の端から端までを見た時に、対面の壁まで見えないということもよくあります。

その場合は、まるで脚が太い家具のところに部屋の壁があるかのように感じてしまいます。そのせいで部屋が狭く見えてしまいますし、圧迫感にもつながってしまいます。

脚が細い家具を使うことで、視線が家具で遮られてしまうことがなくなり、部屋を端から端まで見通すことができるようになります。

結果として開放感につながり、部屋が広く見えるようになりますよ。

透明な家具を選ぶ

透明な家具を選ぶことで部屋を広くすることができます。「脚が細い家具を選ぶ」と同じで、部屋の見通しが良くなるからです。

脚が細い家具を選ぶことで見通しが良くなるといいましたが、家具自体を透明なものにしてしまえば見通しはさらに良くなります。

部屋が狭いと感じている方は、透明な家具を選ぶことで部屋を広く見せることができますよ。

さらに、「透明な家具」に「脚が細い家具」を組み合わせて配置することで、部屋を広く見せる効果は絶大になります。

具体的には、テーブルが最も簡単でしょう。今持っているテーブルをガラスか脚が細いテーブルにすることができれば、部屋の印象はかなり変わってくるはずです。

テーブル以外の家具についても、ガラスやプラスチック製の透明のタイプに置き換えることができれば、部屋はより広く見えますよ。

また、透明な家具は、広く見せられるだけでなく、オシャレな雰囲気も出すことができます。広さとオシャレさの両方を演出できる透明な家具をぜひ選んでみてはいかがですか。

家具の数を減らす

これは当たり前ですが、家具を減らすことで部屋を広くすることができます。部屋が狭く見える原因として、

・そもそも家具を置きすぎている

・部屋が物で埋め尽くされている

ということがあります。

その場合はこれまで解説した方法をいくつ試しても部屋を広く見せることはできません。

部屋を広く見せたいと悩んでいる方で、部屋に物が多い場合には、思い切って使わないものを処分するだけでもかなり部屋が広くなるかと思います。

最近では「ミニマリスト」という言葉も出てきて、物をなるべく持たずに生活している方が増えています。

彼らの部屋は生活感がありませんし、決して広くはありませんが、開放感があります。また、部屋に物が少ないと掃除の面でも楽になります。

「もったいない」という気持ちで物をため込んでいると生活のあらゆる面で不便になります。もちろん部屋も狭く圧迫されて見えます。

使う機会がほとんどないもの、まったく使わないものは思い切って捨ててしまうことも視野に入れておきましょう。

また、家具を減らすための方法として、「機能性が高くて収納が多い家具を購入する」という方法があります。

そういった家具を購入することで家具の個数自体を減らすことができます。

シンプルな家具と比べると値段は高いですが、必要な家具の個数自体は減るので買ってみる価値はありそうです。

明るい色の家具にする

明るい色の家具にすることでも部屋を広く見せることができます。暗い色の家具ですと重くずっしりした感覚を与えてしまうので、結果として部屋が狭く感じてしまいます。

家具が大きければ大きいほど、家具の色が明るいか暗いかで与える部屋の広さに対する印象が大きく変わります。
また、家具ではありませんが、部屋の「床」「壁」「天井」の色を意識することでも部屋を広く見せることができます。

天井の高さが高く見えるような部屋にするには、色の濃さを「床→壁→天井」にする必要があります。「床が最も濃い色」で、「天井が最も薄い色」です。

こうすることで天井が高く見える部屋を作ることができます。あなたが今いる部屋もこういった作りになっているのではないでしょうか？

壁と天井は同じ色になっている場合もありますが、床は絶対に最も濃い色で作られているはずです。

とはいえ、床・壁・天井の色は今から変更しようと思ってもなかなか変更することはできませんが、床であれば、カーペットなどを敷くことで多少は変えることができます。

もしっ引っ越しをする機会などがある場合には、床・壁・天井の色を意識することで天井が高いように見えるということを覚えておいていただければと思います。

まとめ

以上、インテリアの配置で部屋を広く見せるための６つの方法について解説しました。

今回は６つの項目分けて解説いたしましたが、全員がすべてをすぐに試せるわけではありません。

また、すべて試さなくても一つ試すだけで部屋が広く見えるということもあります。まずは、今できそうなものから一つずつ試してみてください。