お洒落な和室の作り方｜家具を上手に活用しよう

昨今、生活様式の変化に伴って特に若い世代を中心に「和室離れ」が加速し、フローリングを基調とした洋室の人気が高まっています。

とはいえ和室には洋室にない魅力がたくさん詰まっており、家具を上手に活かすことでパッと目を惹く「オシャレな和室」を演出できます。

そこで今回は、和室の魅力やお洒落な和室を作るコツについてお伝えします。

和室ならではの魅力とは

ここでは和室ならではの魅力を3つ、ご紹介します。

1.リラックス効果がある

2.湿度を快適に保ってくれる

3.子どもの遊び場に適している

リラックス効果がある

和室に欠かせない「畳」には原材料であるイグサの香りによるリラックス効果があるのはもちろん、人の心を安定させる効果があるとも言われています。

また、和室は柔軟性に富んでおり、居間や客間として活躍することもあれば寝室や食事をする場所として使用することも可能です。

ひとつの空間を考え方次第でいかようにも使えるのは、洋室にはない和室ならではの魅力だと言えるでしょう。

湿度を快適に保ってくれる

和室には畳をはじめ木材がふんだんに使われており、湿度をコントロールするのに長けています。

また、和室の壁に用いられる塗り壁は洋室でよく見かけるクロスと異なり調湿性に優れているだけでなく、部屋にこもる臭いを吸着する効果も兼ね備えています。

そのため和室は、夏は蒸し暑く冬は空気が乾燥しがちな日本の気候に適した作りであるといえるでしょう。

子どもの遊び場に適している

畳には適度な弾力性があり、遊び盛りの子どもたちが過ごす場所として最適です。

転んだ場合でも怪我をする恐れが低く、積み木などが崩れた場合であっても音がそこまで気になりません。

畳には細かい空気が多く含まれ、音を吸収してくれる防音効果も期待できます。

そのため、小さい子が走り回ってもドタバタとした慌ただしい足音が下の階に響くのを軽減してくれるだけでなく、大きな声で騒いでも音漏れがそこまで気にならないでしょう。

お洒落な和室を作るコツ

お洒落な和室を作るコツですが、まずは和室特有の雰囲気を乱すことなく、生活するうえで使いやすいものを選ぶようにしましょう。

また、おしゃれな和室を目指す上でデザインに行き詰ってしまったときは、旅館スタイルを参考としてみるのもおすすめ。

長い年月をかけて磨かれた旅館スタイルからは学ぶことも多く、お部屋作りの参考となります。

そして和室の雰囲気を演出するうえで家具と同じぐらい重要なのが、照明です。

ここでは主な照明と、その効果について簡単にまとめてみました。

・ダウンライト

・間接照明

・和紙照明

ダウンライト

ダウンライトとは、天井に埋め込むタイプの照明のことを指し、床から天井までの高さを損なわないことから部屋を広く見せる効果が期待できます。

また、以前はダウンライトを均等に配置するのが一般的でしたが、昨今では中央に集約して設置するなど様々な配置方法が登場しています。

間接照明

間接照明とは直接室内に光を届けるのではなく、壁や天井に光を当て、その光を反射させて部屋全体に届ける照明のことを指します。

役割としては部屋全体を照らす全体照明に該当しますが、明るさが劣ることから食事や仕事などの目的で部屋を使用する場合には部分照明を足す必要があるでしょう。

とはいえ、部屋のアクセントとして活用できるほか、やわらかな明るさでリラックスできる空間を作り出せるのは間接照明ならではのメリットといえます。

和紙照明

和の魅力を惹き出したい場合、和紙照明がおすすめです。

他の家具との調和を損なうことなく、部屋に自然に馴染んでくれるでしょう。

また、最近ではデザイン性の高い和紙照明も多数登場していることから、部屋に合うアイテムが見つかるはずです。

和室のアレンジ術

さて、和室の魅力や部屋作りのコツについて理解したところで、和室のアレンジ術をいくつかご紹介します。

和室の壁や天井をアレンジする

和室の天井にあえてクロスを貼ったり、塗装を施したりすることで部屋全体が引き締まり、お洒落な印象を与えられます。

また、天井に施したものと同じものを壁にも使用することで暗くなりがちな和室を明るく見せつ効果が期待できるでしょう。

狭い和室を広く見せたい場合にはアイボリーやベージュなどの膨張色を、シックでまとまりのある和モダンな雰囲気を出したい場合には

ダークブラウンやブラック系のカラーを選ぶのをおすすめします。

なお、「アクセントクロス」といって壁紙とは別のクロスを部屋の一部分に取り入れても、アクセントとして活用できます。

北欧風のインテリアと掛け合わせる

「和室に北欧風インテリア？」と感じる方も多いかもしれませんが、和のアイテムと掛け合わせることで殺風景になりがちな和室にモダンな彩りが追加され、

いまどきのお洒落な和室を演出できます。

また、洋室と和室がひと続きになっているような構造の場合でも、自然とフロアに馴染みます。

全体に北欧風の家具を取り入れるのではなく、ソファやクッションなどバランスを見て少しずつ足すようにしましょう。

畳のある和室にお洒落な木製の棚を置く

畳の上に重量のある家具を置くことに躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、もともと和室の家が一般的であった日本において、和室の上に家具がある光景は普通のことでしょう。

畳の上にデザイン性のある木製家具を置くことで、和モダンな雰囲気を作り出せます。

こもれび家具のアイテムで和室を彩ろう

さて、お洒落な和室づくりにおいて木製の棚は欠かすことができない存在です。

こもれび家具でも和室を素敵に彩ってくれる家具を多数取り揃えていますが、その中でも特におすすめなのがテレビボードです。

今回は次のシリーズについて、一緒に見ていきましょう。

Solidシリーズ

Solidシリーズは和のテイストを取り入れた、モダンなテレビボードです。

全体的に柔らかい曲線でできていることから、和室がもつ温かい雰囲気を損なうことなく、自然に部屋に馴染みます。

右扉は引戸使用となっていることから配線作業等が楽なだけでなく、扉を開いた状態でも通行の妨げになりません。また、左扉は上下引出となっていることから用途に応じた収納が可能です。

カラーが4素材6色から選べることに加え、サイズも1センチ刻みで指定できることから、部屋にあったテレビ台を完成させることができるでしょう。

Colinaシリーズ

「すこしアクセントになるようなテレビ台が欲しい」と考えている人におすすめなのが、Colinaシリーズのテレビボードです。

校倉作りのデザインを採用しており、前面の無垢材を活かした加工がシンプルな中にもしっかりと存在感を演出しています。

また両側にオートクローズ引出を採用していることから、開け閉めの際に音が気にならないことに加え、奥の物が取り出しやすく使い勝手のよい作りとなっています。

Granadaシリーズ

全体的にモダンですっきりとしたデザインが特徴的な、Granadaシリーズです。

前板に無垢材を使用していることから上品な印象を与えつつも、部屋に存在感をプラスしてくれます。

また、前板にスリットがあることから収納内のAV機器との接続もスムーズで、扉を閉めたままでもDVDレコーダー等の操作が可能です。

左側はフラップ扉となっていますが、ゆっくり閉まるソフトダウンステイを採用していることから、勢いよく指を挟んで怪我をする恐れがありません。

まとめ

今回はパッと目を惹く「お洒落な和室」の作り方と題し、和室の魅力をはじめ部屋作りのコツやアレンジ術についてお伝えしました。

一日の中で長い時間を過ごすことになる和室だからこそ、細部までこだわって理想の空間を完成させてみましょう。

こもれび家具では記事内でお伝えしたテレビボード以外にも、サイドボードやショーケースなど、熟練の職人のこだわりが詰まった家具を多数取り揃えています。