ダイニングベンチを置くのは失敗？チェアと比べたメリット・デメリットとは

ダイニングテーブルにチェアではなく、ベンチを合わせるとちょっとしたカフェのような雰囲気になります。

ダイニングベンチは、チェアよりも安価に揃えられるので、お財布にも優しいですよ。

とはいえ、安易にダイニングベンチを選ぶと「同じ数だけチェアを買った方が良かったかも」と感じてしまう場合もしばしば。

ダイニングベンチを購入するなら、購入前にメリット・デメリットを把握して「本当にベンチでいいのか」を考えておきたいですね。

ここでは、ダイニングベンチのメリット・デメリット、選び方をご紹介します。

そもそもダイニングベンチとは

ダイニングベンチとは、ダイニングテーブルとセットで使うベンチのことです。

ダイニングテーブルとセットの家具といえば、1人がけのチェアを人数分＋アルファで設置している様子が思い浮かびますよね。

ダイニングベンチは、そのチェアの代わりにベンチを置いてダイニングテーブルを使うというもの。

チェアとは違った趣がありますし、ちょっとしたカフェのような雰囲気になるので、ダイニングチェアではなくベンチを選ぶ方も多いのです。

ベンチというと公園や広場にあるベンチを思い浮かべる方が多いかと思いますが、ダイニングベンチは背もたれのあり・なし、木製・ソファタイプ、肘掛けのあり・なし、

とチェアと同じくらい幅広いラインナップがあります。

チェア、ダイニングテーブル、ベンチを同じブランドで揃えて、統一感がありながら個性溢れるダイニングを演出する方もいますよ。

ダイニングベンチを置くなら使い勝手をしっかり把握しておく必要あり

ダイニングにダイニングベンチを置くなら、ダイニングベンチのメリット・デメリットをしっかり把握した上でダイニングベンチを選択しましょう。

背もたれも肘掛けもないタイプのダイニングベンチは、ベンチとして使うだけでなく、

ちょっとした物置き、飾り棚代わりにも使えて「使い勝手がいい」といわれていますが、使わなくなったときのことを考えるよりも「今」気持ちよく使えるかが大切ですよね。

ダイニングチェアと比較したメリット・デメリットをご紹介しますので、「ダイニングチェアもいいかも」と考えている方は、参考にしてください。

ダイニングベンチを置くメリット

ダイニングにチェアではなくベンチを置くメリットは、

・同じ人数座る分のチェアの価格よりも安価

・座る人数を調整する余白がある

・背もたれなしタイプだと部屋が広く見える

・テーブルの端から端まで余すことなくカバーできる

・ベンチが不要になったとき玄関などに置いても不自然にならない

といったものがあります。

価格面については、4人がけでダイニングテーブルを使う場合、同じ素材を利用したチェアを4台購入するよりも、ダイニングベンチを2台購入した方が安価な場合が多いということです。

チェアの価格感も素材やブランドによって変わってきますので、一概にベンチの方が安いというわけではないのでご注意ください。

座る人数を調整する余白があるとは、チェアは1台につき1人しか座れませんが、ベンチは1台のベンチに2人から3人座ることができるということです。

大人1人に子供1人が隣り合って座ることもできますし、2人で座り隣に荷物を置くことも可能です。使い方の自由度が大きいのがベンチということですね。

また、背もたれや肘掛けがないタイプのベンチは、ベンチの向こう側が見通せるので空間が広く感じます。

背もたれなしタイプは、ベンチを引いて座る必要がないので座りやすいというのもあります。

チェアは、座れる座面が決まっていますが、ベンチは幅がそのまま座れる座面です。

テーブルの端から端までカバーできるベンチを購入すれば、テーブルの天板にそって余すことなく座れます。

さらに、ベンチのデザインや素材によっては、玄関の腰掛けベンチや寝室の飾り棚として利用しても違和感がない場合があります。

ダイニングの模様替えなどでダイニングでのベンチが不要になった場合に、自宅の中でリサイクルできるのもメリットです。

ダイニングベンチを置くデメリット

ダイニングベンチを置くデメリットは

・チェアよりも重量感があり掃除や模様替えの際に不便

・ダイニングテーブルの種類によっては相性が良くない

・複数人数で使用する場合、パーソナルスペースが確保しにくい

・背もたれのないタイプは小さい子供を座らせるには不安

といったものがあります。

ダイニングベンチは、チェアよりも重たいです。床掃除やフローリングのワックスがけの際、ベンチを他の場所に動かしますよね。そのとき、大人1人では難しい場合が多いのです。

ダイニングテーブルの種類によっては、相性があまりよくありません。

デザイン面でどうということもありますが、ダイニングテーブルの脚部分に重ならないようにベンチを選んだ結果、想像していたよりもベンチが窮屈になってしまうことがあるのです。

座る人数に対して余白ができやすいのがベンチのメリットとお伝えしましたが、一台のベベンチに複数人数が座る場合、パーソナルスペースが確保しにくいのも事実です。

チェアの場合は、1台につき1人なので強制的にスペースが確保できますが、ベンチの場合は余白の取り方は座る人に一任されます。

子供同士が隣り合う場合など、大人が配慮しなくてはいけないシーンが出てきます。

ベンチは背もたれのない製品が多いです。「小さな子供は子供用のチェアで」と思っていても他の兄弟がベンチに座っていると、同じようにベンチに座りたいのが子供というもの。

背もたれがある椅子に慣れていてうっかり後ろに倒れてしまうこともあり得ます。

ダイニングベンチの選び方

ダイニングベンチを購入するなら、メリット・デメリット以外にもこのようなことに気をつけて選んでみてください。

・ダイニングベンチの幅

・ダイニングベンチの高さ

・背もたれ・肘掛けの有無

・座面の材質

ダイニングベンチの幅と高さは、ダイニングテーブルに合わせて選びます。

幅は、ダイニングテーブルの幅に合わせて選びますが、テーブルの脚と脚の間にベンチが収まるように置くか、

テーブルの間に入れずに使うかで変わってきます。脚と脚の間に納める場合は、ダイニングテーブルの幅よりも短いものを、そのまま使う場合はテーブルの幅に合わせて選んでください。

ダイニングベンチの高さは、ダイングテーブルの高さから27cmから30cm程度低いものがベストとされています。

ダイニングベンチの高さは、ダイニングテーブルの使い勝手も左右します。座ったときに使いやすいテーブルの高さから逆算してみてください。

ダイニングベンチに背もたれや肘掛けが必要かどうかも考えましょう。

背もたれや肘掛けがあるタイプはないタイプに比べて少ないのですが、ダイニングの角のスペースの有効活用にもなりますよ。

座面の材質は、座り心地を大きく左右する要素です。木製のものにクッションを引いてもいいですし、座面がレザーやクッションになっているものはそのままでも座り心地がいいですよ。

ダイニングベンチとチェアを組み合わせるときに注意すべきこと

「ダイニングベンチだけではなく、チェアを合わせて使いたい」というときは、こういった点に注意してください。

・チェアとベンチの使い分けが本当に必要か検討する

・チェアとの相性がいいものを選ぶ

チェアとベンチの使い分けが本当に必要かどうかよく考えてください。

お子様のいるご家庭で、子供用にベンチと考えていたら子供がチェアに座りたがり、結局大人がベンチに座ることになったという事例もあります。

ダイニングテーブルとチェア、ベンチがセットになっている場合はいいのですが、それぞれを別なブランドで揃える場合は、素材やデザインの相性がいいものを選びましょう。

同じ木製の家具でも、使用している素材が違うとチグハグな印象になってしまいます。

こもれび家具で取り扱っているダイニングベンチを紹介

こもれび家具で取り扱っているダイニングベンチをご紹介します。

こもれび家具では、Gateauシリーズがダイニングテーブルとダイニングベンチを扱っているシリーズです。

Gateauシリーズ

Bonheur

『350×1200　ダイニングベンチ(ウォールナット)』

カラー：ウォールナット

［ ¥99,000（税込）］

幅35cm / 高さ43cm / 奥行120cm

天然木無垢を使用した、木質感を十分に楽しめる上質なダイニングベンチです。(塗装：ウレタン塗装　脚タイプ：31角スチール脚)　※節有天然木材を使用しております。木目や色等が1点ごとに異なります。

商品詳細を見る

Gateauシリーズは、ダイニングテーブルとダイニングベンチを扱っているシリーズです。

ダイニングテーブルもダイニングベンチも、ウォールナット材とレッドオーク材の2素材2色から選べます。

ウォールナット材は、ダークブラウンの深い茶色が高級感を感じさせる素材で、レッドオーク材は、少し赤みのある明るめのブラウンが格調高い雰囲気を醸しだします。

ダイニングベンチは、高さ43cm、幅35cmで、奥行きが120cmから160cmまで選べます。脚は座面の両サイドにスチール製の口型脚がついています。

シンプルなデザインなので、どんなお部屋にも合いますよ。

まとめ

ダイニングベンチの選び方とメリット・デメリットについてご紹介しました。ダイニングベンチがお部屋にあると、部屋が広く見えますし、チェアよりも幅広く使えますよ。

ただし、チェアよりも重たく、場合によっては「チェアの方が良かったかも」となってしまうので、購入前は慎重に選んでください。