壁面収納をDIYしよう！壁を傷つけないおしゃれな空間作り

日本ではまだあまり馴染みがありませんが、海外インテリアでよく見る「壁面収納」が気になっている方も多いかもしれません。

壁面収納を上手に活用することで、ついつい部屋に増えてしまう小物をすっきり綺麗に収納できるだけでなく、おしゃれな空間を演出できます。

そこで今回は、壁面収納の概要や設置方法、そしてこもれび家具で扱っている壁面収納型のテレビボードについてお伝えします。

壁面収納とディアウォール

インスタグラムやTwitterをはじめとしたSNSの普及により、日本ではあまり馴染みのなかった壁面収納が昨今注目を集めています。

壁面収納とはその名の通り、壁面を上手に活用して収納を確保する収納方法です。

壁面収納によって床の面積を広く見せられることに加え、他の家具の奥行や高さを統一しやすくなるなど様々なメリットがあります。

また、壁面収納は見た目を華やかに演出することが可能なため、見せる収納として活かすこともできるでしょう。

とはいえ、壁を傷つけることに抵抗がある方がいるのはもちろん、そもそも賃貸の場合には「(壁を傷つける)壁面収納はできない」と考える人も多いですよね。

そんなときに活躍するのが「ディアウォール」です。

ディアウォールとは

ディアウォールとは、釘などで壁を傷つけることなく室内に柱を作れるアイテムのことです。壁や天井に穴をあけることがないため、賃貸でも使用可能です。

ディアウォールは大型の突っ張り棒のような役目を果たし壁面収納を叶えてくれますが、次のような注意点があります。

・畳やクッションフロアなど足元が不安定な場所で後が残る恐れがある

・必ず床に対して垂直に使用する

・緩みがないかこまめに点検する（自身等による転倒防止）

また、使用木材によっては経年劣化により縮んだり、割れたりすることから、定期的にチェックすることが大切です。

壁面収納が活躍する場所について

壁面収納は設置条件さえ満たせば、どこでも使用可能です。

とはいえ、一度取り付けてしまうと元に戻すことが困難な場合もあるため、設置場所を決める際は使用目的などを考えたうえで取り付けるようにしましょう。

ここでは設置場所の一例について、ご紹介します。

リビング

リビングに壁面収納を設置すると、ちょっとした小物置き場として活用できるのはもちろん、ディスプレイ収納としても活躍してくれます。

小さなお子さんがいる場合には子どもに触れてほしくない雑貨を置いてもよし、また、ちょっとした観葉植物を飾ることもできるでしょう。

そして、なにかと物が増えがちなテレビ周りに壁面収納を導入することで部屋がスッキリすることに加え、部屋全体の雰囲気も引き締まります。

洗面所

意外とスペースが狭い洗面所も、壁面収納の設置場所としておすすめです。

壁面収納を設置することでちょっとした洗面小物を置けることに加え、洗濯洗剤などを置くこともできるでしょう。

注意点としてはどうしても湿気が多い場所となるため、特にこまめに設置状態をチェックする必要があります。

キッチン

キッチンに壁面収納を活用すると、ちょっとした空間を素敵に演出できます。

たとえば、キッチン周りに使うことで調味料置き場として活躍してくれることはもちろん、キッチンペーパーや布巾等の置き場としても使用可能です。

意外とスペースがなくて物が乱雑になってしまいがちなキッチンも、壁面収納があればすっきり見せることができるでしょう。

DIYで取り入れる壁面収納

さて、ここまで壁面収納の概要やおすすめの設置場所についてお伝えしましたが、ここでは壁面収納をDIYで取り入れる場合の手順についてご紹介します。

なお、設置する前に床から天井までの高さをメジャーで測っておきましょう。

必要なものを揃える

壁面収納を作る際に必要なものは以下の通りです。

・2×4材

・ディアウォール（又はラブリコ）

・棚受け

・ドライバー等の工具

・サンドペーパー（あったら便利）

記事ではディアウォールをメインにご紹介しましたが、最近ではラブリコと呼ばれるアイテムも売られています。

ディアウォールがバネの力を利用して設置するのに対し、ラブリコではバネとネジの力を利用して設置します。

いずれもホームセンターで手に入るので、実物を見たうえでどちらにするか検討するとよいでしょう。

また、2×4材は天井までの高さを考えると2ｍを超えるケースも多いため、持ち帰りが大変ではないかと心配する方もいるかもしれません。

そんなときは「ジョイント」と呼ばれるアイテムを活用することで、2×4材を分割して持ち帰ることが可能です。

ほかの必要資材とともにホームセンター等で手に入るため、よければ探してみてください。

壁にとりつり付ける

まずはディアウォールやラブリコを、手順に従って2×4材に取り付けます。

スプリングが入っている方を天井側にし、壁に沿うようにして垂直に設置していきましょう。その際、曲がっていないか確認しつつ慎重に設置するようにしてください。

また、設置後に2×4材がぐらぐらしてしまう場合には、スペーサーと呼ばれる付属品で微調整を行いましょう。

初心者には難易度高め

ディアウォールは一見簡単に取り付けられそうですが、棚受けを設置する場合には全体のバランスに気を付けないと壁から外れて倒れる可能性があるので注意が必要です。

また、どうしても初心者だと細かな調整が難しく、思ったような使い勝手にならないケースも多々見受けられます。

そのため、DIYにある程度慣れている人であればともかく、DIYをほとんどやったことがない人がいきなりディアウォールから挑戦することはあまりおすすめできません。

こもれび家具で叶える理想の壁面収納

壁面収納の概要や設置方法についてお伝えしてきましたが、こもれび家具でも次の2シリーズで壁面収納型のテレビボードを取り扱っています。

・Vida

・Estrela

それぞれについて、見ていきましょう。

Vidaシリーズ

Vidaシリーズは表面に無垢材を使用した、ユニット式の壁面収納です。

木材・カラーを4素材5色から選べることに加え、25種類のパーツを組み合わせることによって部屋に見合った理想の壁面収納を叶えられます。

また、こもれび家具の壁面収納は熟練した家具職人による受注生産となっており、サイズオーダーに柔軟に対応することはもちろん、穴あけなどのオプション対応も充実しています。

サイズオーダーも1㎝単位で承っているため、家にぴったりと見合った壁面収納をお探しの方はぜひ検討してみてください。

Estrelaシリーズ

Estrelaシリーズは天然木であるウォールナット、レッドオークを使用した壁面収納です。

節有りの天然木無垢材を使用しているため天然木ならではの味わいを演出でき、部屋全体を温かみのある上品な雰囲気にしてくれるでしょう。

また、天然木の木目はひとつとして同じものがないため、そういった面においてもデザインを楽しめます。

ガラス戸においても、指紋や汚れが付きやすくなにかと敬遠されがちですが、こもれび家具ではプッシュ式を採用しています。そのため、ガラス戸に直接触れることなく開け閉め可能です。

なお、引き出しはオープンレール式を採用しており、物を奥に入れても取り出しやすく、一目見て何が入っているのかすぐに把握できます。

まとめ

今回は壁面収納について、お伝えしました。

壁面収納はディアウォール等のアイテムを活用することにより、比較的簡単に導入することができる一方、DIYになれていない場合は少々注意が必要です。

また、どうしてもDIYでは見た目の高級感を出すことが難しく、他の家具との雰囲気を合わせにくいといったデメリットもあるでしょう。

そのため、壁面収納をDIYせずに既製品でニーズに見合ったものがないか一度探してみてもよいかもしれません。

こもれび家具でも壁面収納型のテレビボードについて、受注生産による製作を承っています。

テレビ周りの収納をどうしようかと悩んでいる方はぜひ、どんな些細なことでも構いませんのでぜひ一度ご相談下さい。